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誰も教えてくれないカーシェア法人ユーザー決裁者の本音
~市場の40%を占める最重要セグメントを攻略するシナリオ~

開催日時:
2025年2月14日(金)10:45~12:00
会場:
オンラインセミナー
申込締切:
2025年2月12日(水) 12:00
参加費:
24,750円(税込み)

<講師>
株式会社国際経済研究所 特任研究員 小林 浩 氏

日本のカーシェア市場は、コロナ禍だった期間も含めて毎年順調に拡大している。公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が毎年3月に調査を実施しているが、2024年3月時点で貸出用の車両は対前年19.6%増の67,199台、会員数は対前年23.2%増の3,855,761人となっている。(会員数は個人間カーシェアサービスプラットフォームのAnycaを除く。) 最大手タイムズカーを運営するパーク24(株)のIR公表データによると、会員の約40%は法人会員であり、この比率は近年ほぼ安定的に推移している。法人市場はカーシェア事業成功のための鍵を握ると言ってよい。

(株)国際経済研究所でもカーシェアについてはこれまでも動向を分析してきたが、法人ユーザーについては十分解明出来てはいなかった。法人の場合は、車両のユーザー(営業スタッフなど)と法人契約の意思決定者(経営陣、または総務部など)が一致しないことも多い。広範なインターネット調査を行えば車両のユーザーの声を定量的に分析することは出来るが、意思決定者に関しては必要十分な人数にアクセスするのが容易でないという構造的な難しさがある。そこで今回は、カーシェア法人会員になっている複数の会社の契約意思決定者に徹底的にインタビューすることにより、生の声から法人ユーザー攻略の糸口を掴むことを試みた。(フォーカスグループインタビュー調査)

そこで見えてきたのは、カーシェア法人契約をしている会社が、カーシェア利用を開始したきっかけは想定以上に多岐に渡り、かつ合理的な判断に基づいていることである。また、決裁者と利用者両方の満足度とロイヤルティーが極めて高いのも特筆すべき点である。本セミナーでは、最新の市場動向をデータで確認しつつ、カーシェア法人ユーザー決裁者の胸の内に迫り、市場の40%を占める最重要セグメントをどのように攻めるのが有効かを考察する。

1.日本のカーシェアの市場動向
2.法人ユーザーの使用状況(個人ユーザーとの違い)
3.法人ユーザー決裁者の本音(利用のきっかけ、比較検討状況、決裁で重視したこと、満足点・不満点、今後の意向など)
4.1人勝ち首位タイムズカーは法人に何をアピールしているのか?
5.データと本音が示唆すること
6.カーシェア後発組が戦う視点
7.質疑応答

主催

株式会社イード

オンラインセミナー概要

・Microsoft Teamsを使用したライブ配信です。アカウント無でもPC、タブレット、スマホなどから視聴可能です。
・セミナー中は音声での会話はできません。webで質問を記入して講師に質問ができます。
・開催前日(土日祝の場合は前営業日)の夕刻に視聴用のURL、PDF資料を準備いたします。

注意事項

・オンラインセミナーは、インターネット経由でのライブ中継ですので、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があり、また、状況によっては、講義を中断し、再接続して再開する場合があります。
・万が一、インターネット回線状況や設備機材の不具合により、開催を中止する場合があります。この場合、受講料の返金や、状況により後日録画を提供すること等で対応させていただきます。
・参加費は1名につき24,750円(税込)です。複数名で視聴する場合は視聴する人数分のお申込が必要です。
・質疑応答はございません。

連絡先

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講師プロフィール

講 師

小林 浩 氏
株式会社国際経済研究所 特任研究員

・主な経歴
1985年 東京大学経済学部卒業 / トヨタ自動車(株)入社。主に海外営業・マーケティング業務を担当

<国内勤務>
ヨーロッパ部、グローバルマーケティング部、モータースポーツ推進室など

<海外駐在>
トヨタモーターヨーロッパ(1997~2000年、在ベルギー)、トヨタモーターアジアパシフィック(マーケティング担当 Vice President)、(2014~2016年、在シンガポール)

2017年~(株)国際経済研究所 主席研究員(2021年10月より現職)

・研究分野:モビリティ(自動運転、カーシェア他)、AI、販売店経営など

これまでの主な研究テーマは、「車の販売・サブスク・カーシェアの相乗効果~お客様に選び続けていただくための多様化戦略」「車の「オンラインメーカー直販」は主流になるか?~テスラオーナーの声と消費者意識の国際比較が示唆するシナリオ」「人は自動運転車の中で何をやるのか?~変わるクルマの“使われ方” 日・米・欧・中の比較」「生成AIはクルマの販売を変えるのか?~消費者、販売店各々の視点で“現地現物” で検証~」「車のサブスクはなぜ難しいのか?~モノのサブスク愛用者の心理から読み解く」など。トヨタグループに向けてその他多数の報告を行っている。