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【実用化が始まった】SDVからAI Defined Vehicle(AIカー)へ

開催日時:
2025年7月23日(水)10:00~12:00
会場:
オンラインセミナー
申込締切:
2025年7月21日(月) 12:00
参加費:
24,750円(税込み)

<1>AI Defined Vehicle~エンジニアリングのAI化、車両そのもののAI化~
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 Principal Automotive Solutions Architect 梶本一夫 氏
10:00-10:50

自動車産業では100年に一度の大変革の時代になったと言われて久しい。最初はCASE(Connected, Autonomous, Shared, Electrified)と言う変革店を代表するキーワードで呼ばれ、その後、SDV (Software Defined Vehicle)と言う、設計・製造・販売・利用と言う自動車のライフサイクル全体をカバーするワークフローやプラットフォーム、手法を指す言葉で変革が語られるようになった。一方、半導体の進化により大規模言語モデルに代表される基盤モデルの学習が実用化を迎え、生成AIとして、従来は人しかできないと思われていた高度な判断や創造性が必要なタスクもAIが担えるようになってきた。自動車産業においても、そのライフサイクルやMaaSなどのサービスにおいて、AIが積極的に利用され始めている。本講演では、SDVの構成を土台に、実用化が始まったAI Defined Vehicleについて、エンジニアリングのAI化、車両そのもののAI化の視点から解説する。

1.ハードウェア仮想化とエンジニアリングプラットフォーム、ライフサイクルマネジメントによるSDV
2.エンジニアリングのAI化の現状と未来
3.車両そのもののAI化、クラウドでの生成AIとの関係性

<2>AI Defined Vehicleにおける中国等OEMやTier1の開発動向と見通し
アクセンチュア株式会社 インダストリーX本部 シニア・マネジャー 藤本雄一郎 氏
10:50-11:40

自動車業界においては、2022年頃まではCASE、その後はSoftware-Defined Vehicle(SDV)がトレンドになっている。一方中国では、Internet of Vehicle(IoV)、昨今ではAI Defined Vehicle(以下AIカー)の表現が一般的になっている。SDVとAIカーはどちらもソフトウェア基軸ではあるが、AIカーは「AIを起点にして、各技術開発や車両構想を設計する」プロセスへの変革が求められるのが、大きな違いである。中国等では、セントラルコンピュータ、E2EモデルのADAS/AD、AIエージェント等のコックピット、バッテリー耐久性向上等のBMSなど、どの車載領域でも、まず最新のAIモデルを検証し、その進化機能を基に、ADAS/ADやコックピット等機能の構想設計に入る形になっている。そのため、中国等OEMがTier1に求める能力としても、「最新のAIエンジンや、そのAIに適合させたNPUやSoC半導体を開発できること」が重要視されている。本講演では、これらAIベースの各開発動向や今後の見通し、Tier1に求められる能力などを詳述する。

1.中国等OEMやTier1におけるセントラルコンピュータ化や自動運転、コックピットの開発動向と見通し
2.上記向けのAIや半導体などの開発動向と見通し(最新AIと半導体を基にした車両開発化)
3.AI Defined Vehicle化に合わせた車載Tier1の変革必要性(真のTier0.5への道)

<3>質疑応答
11:40-12:00

主催

株式会社イード

オンラインセミナー概要

・Microsoft Teamsを使用したライブ配信です。アカウント無でもPC、タブレット、スマホなどから視聴可能です。
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・開催前日(土日祝の場合は前営業日)の夕刻に視聴用のURL、PDF資料を準備いたします。

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・万が一、インターネット回線状況や設備機材の不具合により、開催を中止する場合があります。この場合、受講料の返金や、状況により後日録画を提供すること等で対応させていただきます。
・参加費は1名につき24,750円(税込)です。複数名で視聴する場合は視聴する人数分のお申込が必要です。

連絡先

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講師プロフィール

講 師

梶本 一夫 氏
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 Principal Automotive Solutions Architect

1986年、京都大学大学院工学研究科情報工学専攻修了、同年松下電器産業(現パナソニック)株式会社入社、OS、家電、放送、通信、IoTシステムなどソフトウェア開発・戦略策定に従事。
2019年、ルネサスエレクトロニクス株式会社入社、技師長として半導体のクラウドネイティブ対応を推進。
2023年、AWS入社、SDV技術戦略を策定しお客様貢献を推進中。

講 師

藤本雄一郎 氏
アクセンチュア株式会社 IndustryX本部 シニアマネジャー

自動車やエネルギー制御系(蓄電池やエネマネシステムなど)をメインとした製造業向けのコンサルティングに従事(約20年)。
自動車OEM様やティア1様などに対して、研究開発戦略の立案や技術企画~アーキテクチャの企画~各システム企画・開発~各デバイス企画・開発~グローバル展開ビジネスモデル構築などの支援経験を有する(全て米国・欧州・中国などの海外プロジェクトのため海外の最新知見を多く有する)。また、製造業向け研究開発マネジメントやそのシステム開発なども実施。自動車での技術領域としては、E/Eアーキ、ADAS/AD、V2Xコネクティッド/クラウド連携、コックピット・HMIデバイス(HUD、ナビ等)、インキャビンシステム、BEV向けインバータやコンバータ、これらに実装するGPUやAIアクセラレータ、SiCのパワー半導体、充電インフラ・電力系統網連係のV2G、ボディ材料・異材接合などにおいて、開発コンサルティングプロジェクトをリーダおよび実施者として関与。