【BEV分解調査で分かった】SDV時代のクルマの将来像とステアバイワイヤの最前線
- 開催日時:
- 2026年1月23日(金)10:30~12:00
- 会場:
- オンラインセミナー
- 申込締切:
- 2026年1月21日(水) 12:00
- 参加費:
- 24,750円(税込み)
<ゲスト講師>
名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授 博士(工学)
名古屋大学大学院 工学研究科 電気工学専攻 教授 山本 真義 氏
株式会社ジェイテクト 自動車事業本部 先行システム開発部
第1システム開発室 上席プロフェッショナル 高橋 俊博 氏
<モデレーター>
スズキマンジ事務所 代表(株式会社デンソー 技術企画部 CX) 鈴木 万治 氏
SDVが一般的になるに伴い、クルマの中身は大きく変化します。本セミナーでは、名古屋大学の山本先生に、SDV時代のクルマの将来像とバイワイヤ技術のトレンドについて解説いただき、実装例としてJTEKT高橋氏にステアバイワイヤの最新動向について解説いただきます。
最初に、名古屋大学 山本先生に、数多くのBEVを分解調査した結果から得られた知見をベースに、SDVを前提としたモビリティの将来像を解説いただきます。BEVを分解すると、各コンポーネントの設計思想、コストダウンなどが見えてきますが、それ以外にクルマ全体のアーキテクチャについても注目することで、将来の姿が見えてきます。今回、特に、今後、普及すると考えられるインホイールモーターとバイワイヤ技術についてサイバートラックの事例で深堀りします。
1.SDV時代の電動車の姿
2.2030年に求められる電動車とその先進運転支援システム(ADAS)
3.サイバートラック分解から見えてくるステアリングバイワイヤ技術とその未来
4.インホイールモータとバイワイヤ技術、さらにそれによる次世代電動車の付加価値とは?
続いて、ジェイテクトの高橋氏にステアバイワイヤ技術について解説いただきます。ステアリングは「走る」「曲がる」「止まる」という車両運動の基本において「曲がる」を担う重要なデバイスです。ステアバイワイヤは、機械的リンクではなく電気信号によって繋がっているため、従来にはない制御性を有しています。ここでは、ステアバイワイヤが「曲がる」の世界をどのように変えるか、メリットや課題について言及いただきます。
1.ステアバイワイヤ概要
2.ステアバイワイヤのメリット
3.ステアバイワイヤの制御構成
4.ステアバイワイヤの安全性コンセプト
5.今後について
対談では、これからの進化したモビリティにおけるステアリング・バイ・ワイヤーを含む、バイ・ワイヤ技術が生み出す新しい価値について議論します。
セミナーの最後に、視聴者からの質問をお受けする時間を設けております。
主催
株式会社イード
オンラインセミナー概要
・Microsoft Teamsを使用したライブ配信です。アカウント無でもPC、タブレット、スマホなどから視聴可能です。
・セミナー中は音声での会話はできません。webで質問を記入して講師に質問ができます。
・開催前日(土日祝の場合は前営業日)の夕刻に視聴用のURL、PDF資料、質問記入先を準備いたします。
注意事項
・オンラインセミナーは、インターネット経由でのライブ中継ですので、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があり、また、状況によっては、講義を中断し、再接続して再開する場合があります。
・万が一、インターネット回線状況や設備機材の不具合により、開催を中止する場合があります。この場合、受講料の返金や、状況により後日録画を提供すること等で対応させていただきます。
・参加費は1名につき24,750円(税込)です。複数名で視聴する場合は視聴する人数分のお申込が必要です。
連絡先
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プロフィール
ゲスト講師
山本 真義 氏
名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授 博士(工学)/名古屋大学大学院 工学研究科 電気工学専攻 教授
2003年山口大学理工学研究科博士取得後、サンケン電気株式会社、島根大学総合理工学部講師を経て、2011年より島根大学総合理工学部准教授着任。2017年より名古屋大学未来材料・システム研究所教授着任。パワーエレクトロニクス全般 (磁気、制御、回路方式、半導体駆動)に関する研究に従事。博士 (工学)。IEEE、電気学会、電子情報通信学会会員。応用は航空機電動化、自動車電動化、ワイヤレス給電の三本柱。日本の大学研究室としては珍しく、共同研究企業は40社を超え、海外の完成車メーカーとも強いコネクションを持つ。産学連携活動を強力に推進しており、企業との共同特許出願数も多数。共同研究だけでなく、各企業の戦略コンサルタントも請け負い、技術顧問としての活動も幅広い。
ゲスト講師
高橋 俊博 氏
株式会社ジェイテクト 自動車事業本部 先行システム開発部 第1システム開発室 上席プロフェッショナル
1989年、豊田工機(現ジェイテクト)入社。1998年より自動車事業本部にてEPS(電動パワーステアリング)の電気電子システムや制御システムの開発に従事。2018年よりSbWシステムの開発に従事し現在に至る。
モデレーター
鈴木 万治 氏
スズキマンジ事務所 代表(株式会社デンソー 技術企画部 CX)
1986年(昭和61年)名大院工修了、日本電装(現デンソー)入社。宇宙機器開発やモデルベース開発など全社プロジェクトを担当。2017年から20年まで米シリコンバレーに駐在し、18年からは中国子会社のイノベーション部門トップも兼務。数週間ごとに米中を行き来する生活を送った。21年にスズキマンジ事務所 (manji@manji3.com)を開業。
本セミナーにおける発言は個人の見解であり、所属する会社とは一切関係ありません。