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【アニメ!アニメ!セミナー】ウィンドウを超える次世代アニメ界のキープレイヤーが語る~新しいビジネスモデル~

開催日時:
2018年11月27日(火)19:00~21:00
会場:
TKP秋葉原カンファレンスセンターアクセス
参加費:
9,800円(税込み)

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後援:VIPO(映像産業振興機構)

【開場】18:30

<1>ウィンドウと資金モデルの変化
19:00~19:25

国際大学 GLOCOM 客員研究員
前 経済産業省 商務情報政策局 国際戦略情報分析官(情報産業) 境 真良(さかい まさよし)氏

日本のアニメ産業の特徴はその多様な資金構造にあり、それが端的に見えるのが作品の鑑賞機会、つまりウィンドウデザインです。作品そのものとウィンドウと資金構造の相互関係というこの視点から、テレビアニメ草創期から、米国系や中国系のネット配信企業が象徴する「ネット」と「グローバリゼーション」の力で現在起きている変化までを解説していきます。その向こうに、「アニメを収益にしようとする力」と「アニメで別の収益力を動かそうとする力」、そのバランスの将来を考えたいと思います。

1.アニメ作品の視聴形態の変遷
2.ジャンル・ウィンドウ・タイアップ
3.アニメ産業のウィンドウと資金供給の構造史
4.中期的視点からの将来予測

<2>放送局の新しいアニメ戦略とアニメビジネスの現状
19:25~20:00

株式会社フジテレビジョン 総合事業局 コンテンツ事業センター プロデュース事業室アニメ開発部 プロデューサー兼ノイタミナ編集長 森 彬俊(もり あきとし)氏

近年、放送局によるアニメビジネスへ参入が増えてきています。過去から現在におけるコンテンツの視聴ウィンドウの変遷と、その影響による視聴率を拠り所にしたスポンサー収入の低減によって、テレビのビジネスモデルは過渡期を迎えています。その中で、各放送局がアニメビジネスに参入する理由は何か。そこに加えて、そのアニメ自体の過去から現在に至るまでのコンテンツのプレゼンスの変化と、今後のビジネスの未来予測についてという形で、本講演のご説明ができればと思います。

1.視聴ウィンドウの変遷と放送局への影響
2.過渡期にある放送局のビジネスモデル
3.アニメコンテンツのプレゼンスの変化
4.アニメビジネスの現状と未来予測

<3>アニメーションビジネスのネクストステージ~CyberAgentがつなぐアニメの未来~
20:00~20:35

株式会社サイバーエージェント アニメ&ゲーム事業戦略室 CAAnimation ゼネラルプロデューサー 田中 宏幸(たなか ひろゆき)氏

日本のアニメ産業市場は4年連続最高値を更新、現在ではCM・web・街頭など各種メディアにおいてもキャラクターコンテンツはエンメの中心で強い存在感を発揮しております。さらに海外配信市場の整備から日本のアニメーションは海外にも多くのファンを生み出しています。他方、長らく続いた映像ソフト販売中心の製作委員会というビジネス構造を軸とした産業構造についてもユーザーの変化とともに見直しの必要性に迫られています。本講演では、そういった、過渡期的状況の中で、広義のキャラクタービジネスの未来をサイバーエージェントはどう描くか?今後の展望を説明します。

1.自己紹介
2.アニメビジネスの現状分析
3.CyberAgentのアニメ事業への取組み
4.アニメビジネスに踏み出そう

<4>ディスカッション&質疑応答
20:35~21:00

コーディネーター:ジャーナリスト/日本経済大学大学院エンターテインメントビジネス研究所特任教授 数土 直志(すど ただし)氏
パネラー:境 真良氏/森 彬俊氏/田中 宏幸氏

主催

株式会社イード

後援

VIPO(映像産業振興機構)

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講師

講師

境 真良(さかい まさよし)氏
国際大学 GLOCOM 客員研究員/前 経済産業省 商務情報政策局 国際戦略情報分析官(情報産業)

1993年通商産業省(現・経済産業省)入省。2001年にメディア・コンテンツ課(現・コンテンツ産業課)起ち上げに参画し政策の基本構造を設計した。その後、現場では国際映像市場「TIFFCOM」創設、テレビ向けネット配信規格「acTVila」策定等の各種プロジェクト起ち上げに参画し、近年では安倍総理が訪独したCeBIT2017で日本の参画プロジェクト全体のコンセプトデザインを務めた。

講師

森 彬俊(もり あきとし)氏
株式会社フジテレビジョン 総合事業局 コンテンツ事業センター プロデュース事業室アニメ開発部 プロデューサー兼ノイタミナ編集長

2009年にフジテレビ入社。TVドラマやバラエティのパッケージ化の業務を経て、2011年にアニメ部門に配属。以来、“ノイタミナ”枠にて、「銀の匙」や「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ、「冴えない彼女の育てかた」などをプロデュースする。現在はNETFLIXとパートナーシップを組んだ新アニメ枠“「+Ultra」(プラスウルトラ)”を立ち上げ、“ノイタミナ”と“「+Ultra」”の編集長を務める。

講師

田中 宏幸(たなか ひろゆき)氏
株式会社サイバーエージェント アニメ&ゲーム事業戦略室 CAAnimation ゼネラルプロデューサー 

日本コロムビアで営業職を勤めた後、2000年にエイベックス入社。販促・宣伝部を経て、アニメーション制作部門でプロデューサーとして『Wake Up, Girls!』『這いよれ!ニャル子さん』『ユーリ!!! On ICE』など数多くののアニメ作品を担当。2018年サイバーエージェント入社。現在、アニメレーベルCAAnimationの設立、CyberAgent-Cygamesアニメファンドの投資責任者として活動中。

コーディネーター

数土 直志(すど ただし)氏
ジャーナリスト/日本経済大学大学院エンターテインメントビジネス研究所特任教授

メキシコ生まれ、横浜育ち。国内外のアニメーションに関する取材・報道・執筆をする。証券会社を経て、2004年に情報サイト「アニメ!アニメ!」を設立、国内有数のサイトに育てた。2016年7月に「アニメ! アニメ!」を離れる。代表的な仕事に「デジタルコンテンツ白書」アニメーションパート、「アニメ産業レポート」の執筆など。主著に『誰がこれからのアニメをつくるのか? 中国資本とネット配信が起こす静かな革命』(星海社新書)。

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